バイトで履歴書を書かなければいけない時、たくさんの項目がありどうやって記入すべきか悩みますよね。そこで今回は、名前や住所といった基本情報から自己PR、志望動機まで徹底的にバイトの履歴書の書き方を解説。
項目ごとに抑えるべきポイントや例文をお伝えするので、履歴書を書く際の参考にしてください。
まずはバイトの履歴書の最初に書く、あなたの基本情報について書き方を解説します。いわゆる個人情報系の項目なので、書き方がわからないわけないと思うでしょう。ただ忘れがちなポイントもあるので、よくチェックしておいてくださいね。
まずはバイトの履歴書の最初に書く、あなたの基本情報について書き方を解説します。いわゆる個人情報系の項目なので、書き方がわからないわけないと思うでしょう。ただ忘れがちなポイントもあるので、よくチェックしておいてくださいね。
履歴書における名前は、ふりがなも忘れずに記載しましょう。漢字だけ記入して、ふりがなを忘れてしまう人も多いです。ふりがなを書く箇所に、「ふりがな」と書かれて入れば平仮名で、「フリガナ」と書かれていればカタカナで記入してください。
また苗字と名前の間は軽く隙間を開けておくと、面接官が読みやすいです。PCやスマホで作成する場合は、半角スペースを入れましょう。
履歴書に住所を書く場合、都道府県から市町村、番地、建物名まで具体的に書きましょう。郵便番号があれば、市町村の町名まではわかりますが必ず最初から最後まで書いてください。
住所によっては、かなり長く欄外にはみ出そうになる場合があります。記入欄を見た際に、入らなさそうであれば、しっかりと左づめかつ文字を小さめに書くことを意識しましょう。記入欄からはみ出してしまうと、面接官に悪い印象を与える可能性があるので注意してください。
必ず連絡が取れる電話番号とメールアドレスを記入してください。電話番号は基本的に携帯電話の番号だけで問題ありませんが、固定電話の回線がある場合は合わせて記入しましょう。
またメールアドレスに関しては、普段よくチェックするものを記入するのがおすすめ。普段使いのアドレスではない場合、連絡が来ていても気づけない可能性があります。
履歴書の緊急連絡先は、自分の電話番号ではなく信頼できる家族の連絡先を書きましょう。どうしても家族の連絡先が書けない場合は、親しい友人やお世話になっている人の連絡先を記載してください。
また記載した連絡先の人との関係性(例:父、母、兄など)もあわせて書くと、より丁寧で面接官に良い印象を与えられます。
履歴書に押すハンコは、シャチハタではなく必ず印鑑(認印)を使用してください。印鑑が指定箇所からはみ出ないように、きちんと中央に押すようにしましょう。印鑑を押す際は、少し弾力のある平らな場所がおすすめ。
履歴書に添付する写真は、清潔感のある服装で、自分を最も良く表現できるものを選びましょう。笑顔でカメラを見つめ、頭部が写真の中央に来るようにしてください。また、背景はなるべくシンプルで、あなたの誠実さが伝わるようにします。
基本的なルールとして、縦4cm、横3cm、3か月以内の写真を用意。また裏面には撮影日とフルネームを記載して、ノリではがれないようにしっかりと貼り付けてください。
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履歴書の日付は、面接日かポストへの投函日(送付日)を書いてください。西暦または和暦に関しては、履歴書の指定のものを選びましょう。特に指定がなければ、自分が1番わかりやすいと思う方を使用して大丈夫です。
学歴と職歴は、バイトの採用を判断する重要なポイントです。このセクションでは、それぞれの書き方と例文、さらに和暦と西暦の変換表をご提供します。
「2018年3月 ○○中学校 卒業
2018年4月 ○○高校 入学
2021年3月 ○○高校 卒業
2021年 4月 ○○大学 入学
現在 ○○大学3年 在学中」
学歴は古いものから、新しいものを順番で書きましょう。また最初に記載する学歴は、中学校の卒業からが基本です。
入学・卒業などの年月は左端または専用の欄に記入し、右側に学校名と入学・卒業などの状態を記入してください。ポイントとしては、学校名は省略せず正式名称を使用し、在学中の場合も卒業年月を明記することが望ましいです。
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「2018年5月 株式会社○○入社 アルバイト
コンビニのレジ打ちや品出しに従事
2021年3月 株式会社○○退社
大学入学に伴い、引っ越ししてしまったため」
職歴も学歴と同様、古いものから新しいものを順番に書いてください。内容は働き始めと雇用形態(アルバイト、パート、正社員など)、退社時期、仕事の内容を記入しましょう。
ポイントとしては、職歴の中で何を学び、何を成し遂げたのかを具体的に記述すると、より良い印象を与えます。またバイト経験が豊富なほうが、面接には有利になりやすいため、できる限り全ての職歴を記載してくださいね。
バイトの履歴書に記載する自己アピール項目は、あなた自身をより詳しく、より魅力的に伝えるための箇所です。ここでは、免許・資格、志望動機、自己PR、趣味・特技・好きな科目、本人希望記入欄の書き方を詳しく解説します。
免許や資格を持っているなら、それらはすべて記載しましょう。しかし、保有する免許・資格が多すぎる場合、応募するバイトに直接的な関連性があるものだけを選んで書くのがおすすめ。
例えば、「普通自動車免許」や「英検2級」など、そのバイトに活用できそうな免許・資格は積極的に記載しましょう。また現在資格取得に向けて勉強しているのであれば、取得予定として記載しても大丈夫です。向上心や意欲の高さをアピールできます。
「2021年12月 普通自動車免許取得
2023年6月 TOEIC 850点取得
2023年8月 日商簿記3級 取得予定」
このように、取得した年月とその免許・資格名を明確に記載してください。取得年月を記入することで、いつ該当のスキルを獲得したかがわかり、面接官があなたことを判断しやすくなります。丁寧な印象も与えられるので、しっかりと記載してくださいね。
履歴書に記載する志望動機は、採用担当者があなたの意欲を見るための重要な部分です。そのバイトに応募する理由や動機、そしてそのバイトで何を学びたいのか、どう成長したいのかを具体的に書くことが大切です。
「私の志望理由は、以前を訪れた際の雰囲気とサービスに感銘を受けたことです。〇〇店のあたたかく、お客様を大切にする雰囲気や、商品へのこだわりは、私が理想とするサービス業の姿です。また、お店の料理がとても好きで、その魅力をより多くの人に伝えたいと思いました。以前レストランで働いていた経験を活かし、お店の一員として貢献したいと考えております。」
「私は大学でマーケティングを学んでおり、実際に店舗で働きながら消費者行動を観察し、学んだ知識を活かしたいと思い志望しました。いままで経験したことのない業界ですが、積極的に学び、業界知識やスキルを身につけることで、お店に貢献することを目指します。また、以前お店を訪れた際に食べさせていただいた料理に感銘を受け、その魅力を多くの人に伝えたいと思っております。」
履歴書の自己PRでは、あなたの強みや特徴をアピールしましょう。具体的なエピソードや経験を交えて書くと、より説得力が増します。
ただし、エピソードは短く、ポイントを絞って述べることが大切。また、あくまでも自分の能力をアピールする場所なので、謙遜するのではなく、自信をもって伝えてくださいね。
「私の強みは、高いコミュニケーション能力と学びのスピードです。これまでの学生生活やサークル活動で、さまざまなバックグラウンドを持つ人々との円滑なコミュニケーションを取るために必要なスキルを培ってきました。また、自分が未経験の領域に対しても、積極的に学び、短期間でそれを活用する能力を持っています。これまでの経験を活かして、新たな業界にも素早く適応し、職場での業務に貢献します。」
このように、あなたが何を培ってきたのか、それによってどんなスキルを身につけたのかを明確に伝えることが重要です。特にどの業界でも通用するような、コミュニケーション能力やリーダーシップ力に関する経験がおすすめ。
趣味や特技、好きな科目はあなたの個性や興味を表す項目です。ただ単純に羅列するのではなく、それらがどのようにあなたの強みになるかを述べましょう。またバイト先での業務に通ずるものがあれば、積極的に書くことをおすすめします。
「私の趣味は読書で、特に推理小説が好きです。物語の中で織りなされる謎を解く過程は、問題解決能力を鍛えるよい機会となっています。ストーリーの中に散りばめられたヒントを元に全体像を予想するこのプロセスは、具体的な情報から抽象的な概念を理解し、新たな視点から問題を捉える能力を強化してきました。これらのスキルは、バイトの現場で起きるさまざまな問題を解決するのに役立つと確信しています。」
例文のように述べることで、趣味を通じて得た知識や見識を仕事に活かせる能力を示すことができます。ただ趣味をでっちあげるのはやめましょう。面接の際に質問されると、うまく返せず嘘をついていることがすぐにばれてしまいます。
本人希望記入欄は、採用された際に伝えたいことや希望する条件などを書く場所です。ただし不利になる情報は避け、肯定的な情報を書くようにしましょう。
また、可能な限り具体的な希望を明記し、自分がどのような状況で働きたいのかを伝えることが重要です。ただし給料や待遇に関する内容は、基本的に変更できず面接官にも悪い印象を与えかねないので注意。
「希望勤務時間:講義が16時まであるため、平日は18時以降の勤務を希望いたします。土日祝日はフルタイムの勤務が可能です。
希望勤務日数:週2~3日の勤務を希望いたします。
希望職種:キッチンスタッフ」
このように具体的な勤務可能日数を示し、その上で自己の強みをアピールすることで、自分がその職場で貢献できるというメッセージを伝えることができます。また複数の職種を募集している場合は、例文のように希望職種まで記載しておくと丁寧です。
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バイトの履歴書を書く際には、以下の5つのマナーを守ることが重要です。
・ボールペンなどの黒くて消えないペンで記入
・修正テープの使用はNG! 間違えたら書き直す
・履歴書の使いまわしはダメ!
・履歴書の写真は必ず貼る
・誤字や脱字がないかをチェック
これらのマナーを押さえることで、応募先の企業に良い印象を与えられるでしょう。また、企業が求めているのは、単に能力だけではなく、責任感や一生懸命さといった姿勢も重視されます。そのため、マナーを守ることで、そのような姿勢をアピールすることが可能です。
履歴書は、必ず黒いボールペンや油性ペンで記入します。シャーペンや消えるインクのペンなどは、記入した内容が薄れてしまいます。そのため、履歴書のような大切な書類は、必ず消えない黒の筆記具を使用してください。
履歴書で間違えをした場合、修正テープや修正液は使用せず新しい用紙に書き直しましょう。ミスなく履歴書を書きあげていることにより、丁寧さや完璧を求める姿勢を見せることができます。
間違えが不安な場合は、HやHBといった薄目の鉛筆を利用して下書きをしましょう。下書きの上から消えないペンでなぞり、書き終えたら消しゴムで丁寧に消せばOK。
同じ履歴書を複数のバイト先に出すのはNGです。それぞれのバイト先に合わせて、志望動機や自己PRを書き直してください。
面接官は数多くの面接を行っているため、履歴書が使いまわされているかを簡単に判断可能です。使いまわしていることがバレると、バイトへの熱意がないと判断されて落とされてしまいますよ。
履歴書には写真を必ず貼りましょう。面接を受ける際にときどき、写真を貼らずに印刷したものをそのまま持ってくる人がいますが、絶対にやめてください。応募先が履歴書を管理する際に、顔写真を紛失してしまいやすくなります。
貼り付けたり、無くさないような処置をしたりする手間を相手にかけさせるため、面接結果に悪い影響を及ぼすでしょう。
履歴書を提出する前には、必ず誤字や脱字がないか確認しましょう。きちんと確認することで、あなたの確認力や丁寧さをアピールすることができます。また、誤字脱字があると企業から見て不注意と思われるので、必ず見直しをしてください。
バイトの履歴書の書き方について、よくある質問とその回答を以下にまとめました。これらのよくある質問を参考に、履歴書作成をスムーズに進めましょう。
履歴書の日付は、必ず提出日を記入しましょう。記入日ではないので注意してください。履歴書を送付する場合は、メールなら送信日、郵送ならポストへの投函日を記入するのがマナーです。
履歴書を郵送する場合の封筒には、黒字で自分の住所と名前、そして送り先住所に加え企業名や部署名、担当者名を書きます。さらに「履歴書在中」と赤文字で記載しましょう。
郵送しない場合は、送り先の情報以外を記載すればOKです。また履歴書が折れないサイズまたは、三つ折りで入るサイズの白い封筒を選んでください。
間違った情報を書いてしまった場合、それが発覚すると信用を失うかもしれません。間違えたと気づいたら、すぐに連絡して訂正することが大切です。誤りを認めて訂正することで、誠実さや責任感を示すことができます。
また嘘がバレると経歴詐称に問われる可能性もあるので、必ず正しい内容のみを記載してください。
企業や求人によりますが、指定がない場合は好きな方法で大丈夫です。実際に株式会社i-plugが行った手書きの履歴書に対する意識調査では、人事担当者の85%以上の人が評価を下げないと回答していました。
ただ手書きであれば、あなたの誠実さや丁寧さをアピールできるのでおすすめ。字が汚いと言われたことがある人は、面接官の読みやすさも考慮してアプリやPCでの作成がよいでしょう。
面接を受ける際のバイトの履歴書は、あなたの第一印象です。自分をより良く見せるためにも、基本情報、学歴・職歴、自己アピール項目など、マナーを守った上で適切に書きましょう。
本記事で解説した書き方やコツをしっかりと抑えれば、採用されやすくなります。ぜひ参考にして、希望するバイト先に受かってくださいね。
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