バイト経験が豊富な人は、採用面接中に「今回は不採用かもしれない」「これは採用されそうだ」と感じることがあると思います。
それは面接中の採用担当者が、意図的に、または無意識に「不採用かもしれないサイン」や「合格かもしれないフラグ」を出すからです。
不採用サインや採用サインは、合格フラグ・不合格フラグと呼ばれることもあります。
そんな不採用サインと採用サインをキャッチできるかどうかが、採用面接の合否を握ることも。
そこで本記事では、不採用サイン3選と合格フラグ3選を徹底解説。さらに採用面接で落とされないポイントも紹介します。バイトの面接を受ける際の参考にして、ぜひ合格を勝ち取ってください。
不採用の可能性が高くなるサイン(フラグ)は次の3つです。
1)勤務開始日を聞かれなかった
2)採用担当者の態度が冷たい
3)面接の時間が短い
1つずつ徹底的に解説していきます。
「いつから働き始めることができますか」と聞かれなかったら、不採用のサインと考えてもよいかもしれません。
このとき求職者は「そろそろ面接は終わりに近づいているが、勤務開始日を聞いてこないな。これは不採用か」と不安になると思います。
その場合、自分から「○日から働くことができます」と言ってみましょう。その言葉は働く意欲を示すので、採用担当者が気持ちを変えるかもしれません。
採用担当者の受け答えが「うん」「あっそう」「ふうん」しかなく、冷たい態度だなと感じたら不採用に近づいているかもしれません。
これは、期待を持たせないためにわざと冷たくあしらっていることもあります。
ただ採用担当者が、試しているだけのこともあります。営業や販売などの客対応が必要になる仕事では、バイトといえども難しい客を接遇しなければなりません。それで採用担当者はわざとぶっきらぼうな態度を取って、求職者がどのような反応をみせるのか調べているのかもしれません。
そのため、もし採用担当者の態度が冷たく「これは落ちたかもしれない」と思っても、自分は誠意を込めた対応を続けましょう。
また、その採用担当者は普段から他人に冷たい態度を取っているかもしれません。その場合は、冷たい対応は不採用サインにはなりません。したがってやはり、冷たい態度にはめげてはいけないのです。
面接時間が極端に短い場合、不採用の確率はかなり高いといえます。
例えば面接開始から5分しか経っていないのに「じゃあ最後にあなたから質問はありませんか」と聞かれたら、望み薄かもしれません。
「勤務開始日を聞かれない」と「冷たい態度」に面接時間の短さが加わったら、採用担当者は今「採る気はない」と考えてよいでしょう。
それだけに、最後の受け答えはとても重要です。もし「最後にあなたから質問はありませんか」と聞かれたら、仕事内容についてもっと詳しく尋ねたり、自己PRをしたりしましょう。
もしくはダメ元で最後に「もし採用していただけるとしたら、いつから働くことができるのでしょうか」と尋ねてもよいでしょう。その熱心さと必死さが、採用担当者の気持ちを変えるかもしれません。採用担当者は「しっかり働いてくれる人」を探しているからです。
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採用の可能性が高くなるサイン(フラグ)は次の3つです。
1)最短の勤務開始日を聞かれる
2)働くときの具体的な話をされる
3)面接の時間が長い
それでは、1つずつ紹介します。
採用面接で採用担当者が「もし採用となったら最短でいつから勤務できますか」と尋ねてきたら、合格する確率は高いと考えてよいでしょう。
なぜなら採用担当者は、不合格にする人に期待させないようにするからです。不採用だと決めたら勤務可能日を聞いたりしません。したがって、最短の勤務開始日を尋ねるということは、少なくと「採用しない」とは思っていないと考えられます。
ただ、最短の勤務開始日を聞かれても100%採用されるわけではありません。
例えば採用担当者が、1週間以内に働き始めることができる人を探していたら、その条件に合った人のなかで最良の人を採用します。つまり最短勤務開始日は1次審査でしかありません。最短勤務開始日を聞かれても「うわつかない」ようにしましょう。
採用担当者は、面接中に「この人を採りたい」と思うと、求職者に具体的にどのように働いてもらうかを考え始めます。 採用担当者は「明るい感じだから販売向きかな」、「数字に強そうだから、経理補助をやってもらおうか」といったことを想像しながら、面接を続けます。そのため、働くときの具体的な話が出ると、採用に近づいているかもしれません。
採用担当者が面接相手(求職者)を「採用したい」と思うと、さまざまなことを聞きたくなります。なぜなら、採用担当者は自分の上司や経営者に、なぜその求職者を合格にしたいのかを説明しなければならないからです。
面接をした採用担当者は上司や経営者に「~だから、この求職者を採用したほうがよいと思います」と報告します。そして「~だから」の部分を求職者から聞き取るには、質問回数が多くなり、それで面接時間が長くなりやすいです。
また、採用担当者は「採用しない」と決めたら、「採用しないのに長居させては申し訳ない」と考えるので、面接を早く打ち切ろうとするでしょう。この心理から考えても、面接時間が長引くことはよい知らせと考えられます。
バイトの面接で落とされず合格を勝ち取るには、採用担当者によい印象を持ってもらう必要があります。
面接中の採用担当者は「しっかり働いてくれるのか」「与える仕事をこなすことができるのか」「この人と一緒に働きたいか」といったことを考えています。求職者がそれに応えることができたら不採用を回避して、合格できるでしょう。
面接で落とされないポイントは次の4点です。
・働く意欲と仕事の能力を示す
・遅刻をせず時間に余裕を持つ
・清潔感のある身だしなみ
・笑顔であいさつ、ハキハキ答える
採用担当者が求める意欲と能力を持っていれば、面接に必ず合格します。
そのため採用面接では、自分には働く意欲があり、与えられる仕事をこなす能力があることを示す必要があります。
例えば、「いつから働くことができるのか」と聞かれたら、「いつからでも大丈夫です」と答えるのが理想です。もちろん外せない用事があればその日を避けて最短の日を伝えます。そして外せない用事があるときは、それがどのような用事なのか伝えたほうがよいでしょう。採用担当者が「その用事なら早く働けなくても仕方がない」と思えば、勤務日が遅れてもマイナスポイントになりません。
さらに、自分がなぜ「その仕事をこなすことができる」といえるのか、しっかり説明してみてください。似た仕事をした経験があれば、その仕事でうまくいったことをアピールしましょう。その成功体験談がリアルであるほど、採用担当者は好印象を持ちます。
採用面接に遅刻することは致命的です。約束の時間の10分前には指定場所に到着するようにしましょう。
遅刻は、ビジネス上の最悪のミスの1つです。なぜなら遅刻は、自己管理能力の欠如やスケジューリング・スキルのなさ、意欲の低さの証拠とみなされるからです。
そして採用担当者のなかには、約束の時刻=採用面接を始める時刻、と考えている人がいます。採用面接を始める前には、求職者を控室に通して、気持ちを整えてもらって、面接会場に入ってもらう、といった段取りがあります。この段取り時間を考えると、約束の10分前はマストと考えてよいでしょう。
もし、約束の30分前に指定場所に到着してしまったら、受付の人に「少し早く来てしまったのですが、出直したほうがよいでしょうか」と尋ねてみてください。もしかしたら早く面接を始めてもらえるかもしれません。早く面接を始めれば、面接時間を長く取ることができるので、採用には有利になります。
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「バイトの採用面接ぐらいでスーツは大袈裟かな」と考えないでください。仕事でスーツを使わないバイトでも、採用面接にスーツ姿で現れるとよい印象を与えられます。スーツが用意できない場合でも、襟のついたシャツやジャケットは着ていきたいものです。
そしてどのような場合でも、採用面接でGパンはNGです。
清潔感のある身だしなみを心がけてください。不潔な印象を持たれたら一発で「この人と一緒に働きたくない」と思われてしまうからです。
つまり、きちんとした服装を着て清潔感を維持することは、採用面接のスタートラインに着くために欠かせません。
採用面接の始まりは、笑顔であいさつしましょう。そして採用面接は受付の段階から始まっているので、受付の人にも笑顔で挨拶をしましょう。
採用面接で質問されたら、ハキハキと短く答えてください。「~をどう思うか」と聞かれたら、自分の思いや考えを端的に伝えます。
もし長く説明したいときは、「少し長くなってしまうのですが、説明してよろしいでしょうか」とことわりましょう。
採用面接でハキハキ短く答えることができると、採用担当者は「職場でも、こういうふうに対応してもらえそうだ」と思います。ビジネスでは効率化が求められるので、ダラダラ長い対応は嫌われてしまいます。
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採用面接は心理戦の一面があります。採用担当者も求職者も、相手が何を考えているのかを読んでいます。
求職者が、採用担当者の考えていることや求めていることを先読みできたら、適切な答えを出すことができます。
例えば「この仕事をしたことはありますか」と聞かれたら、「その仕事が最も重要なようだ」と読むことができます。そのとき「以前のバイト先で2年くらいやっていました」と答えることができたら、よい印象を持ってもらえます。
相手の考えを読むために、採用サインや不採用サインはしっかり検知したいものです。
採用サインが出ても油断しない、不採用サインと思ってもあきらめない――この気持ちが合格をたぐりよせますよ。
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